その起源が一切わかっていないことから奇祭として知られる大分県国東市の伝統行事「ケべス祭」。
14日夜行われ、火の粉が舞い散る会場では歓声が上がっていました。
国東市国見町の櫛来社で行われた「ケべス祭」。国の選択無形民俗文化財に指定されている火祭りです。
歴史的な記録が一切残っていないことから、起源や由来が謎に包まれた奇祭としても知られています。
奇妙な面を付けた「ケべス」は神の化身。
白装束の男「トウバ」と火を巡って攻防を繰り広げます。
「ケベス」は勢いよく火の粉をまき散らします。
また、「トウバ」も火が付いた棒を持って観客の中へ。
舞い散る火の粉を浴びると、1年間、無病息災で過ごせるとされています。
◆女性
「すごい面白い祭りだと思うこれで無病息災で健康に過ごせそう!」
◆女の子
「こわ~い、ぎゃーーーー!」
◆外国人男性
「すごい祭り、とても良いよ。クレイジーだ!」
◆ケベス役
「達成感と荷が下りたって感じ。思いを背負ってやっていたので、もうやってやろうと、無事にやり遂げることができてよかった」
夜空に無数の火の粉が舞う国東のケベス祭。
訪れた人たちは伝統ある勇壮な火祭りに魅了されているようでした。