盛岡市動物公園ZOOMOに10月14日、広い園内を快適に散策するための電動の乗り物が新たに導入されました。
高齢者などより幅広い層に楽しんでもらうことが期待されています。
導入されたのはその名も「ZOOMO‐BILE」、電気で動く一人用の乗り物です。
18歳以上が乗ることができて免許は必要ありません。
東京の企業「WHILL」が扱う乗り物で、簡単なハンドル操作で前後左右に進めるほか、10度の傾斜や5センチの段差を乗り越えられるように設計されています。
最高速度は時速4kmで歩行者と一緒に移動できます。
また下り坂でも設定速度以上にスピードが出ないように制御されるということです。
初日の14日に早速、中條奈菜花アナウンサーも体験させてもらいました。
中條奈菜花アナウンサー
「段差も坂道もぐんぐん進んでいきます。操作も簡単で乗り心地も快適です」
ZOOMOでは園内の敷地が東京ドーム約8個分と広く、70メートルの高低差があることから、体力や足腰に不安がある人にも快適に園内を散策してもらいたいとしています。
ZOOMO 辻本恒徳園長
「足が遠のいている高齢者もご家族と一緒に動物園に気軽に来てもらえるよう願っている」
WHILL法人レンタル事業本部 杉浦圭祐本部長
「歩行者扱いになるような規格に沿って作っているモビリティ(乗り物)なので、格段に安全性が向上している」
この乗り物が東北地方の動物園に導入されるのはこれが初めてということです。