岩手県北上市は2030年の開学を目指す市立工科大学について、基本計画を策定するための費用を盛り込んだ補正予算案を市議会に提出しました。
10月14日に開かれた北上市議会の臨時会で市は、2025年度の一般会計に833万円を追加する補正予算案を提出しました。
この833万円は市立大学の新設に向けて文部科学省への認可申請に必要な基本計画を2025年度中に策定するための費用となっています。
この市立大学を巡り、市では10月2日の市議会全員協議会で、整備費用の想定が約117億円から135億円に増えたことを報告しています。
この増額分について市は人件費や物価の上昇を踏まえ試算し直した結果だとしています。
また国の補助金が10億円あまり減り、これに伴って市の負担分は約83億円から110億円に増えるということです。
市立大学の関連費用を盛り込んだ補正予算案は10月20日の本会議で採決されます。