豊富で質の良い県産品を海外にPRしようと、海外のバイヤーを招いての輸出商談会が鹿児島市で開かれました。
輸出商談会は県などが主催したもので、鹿児島が誇る畜産、水産、お茶などを取り扱う60社が出展。
招かれたのは、中国やシンガポールアメリカなど海外にマーケットを持つ43社のバイヤーで、参加者数は過去最大規模となりました。
焼酎を試飲したバイヤーは…
アゼルバイジャンのバイヤー
「実はアゼルバイジャンでよく飲まれるのがウォッカなんです。焼酎は(度数が)38度、25度もあってすごくいいと思います」
一方、海外で注目が高まっているのが「抹茶」です。
2024年、荒茶の生産量日本一に輝いたお茶どころの鹿児島。
今回参加したお茶関連の企業の多くが抹茶製品を熱心に売り込んでいました。
香港のバイヤー
「知覧茶とか霧島茶の名前が海外で響いていて、特に抹茶がなかなか手に入らずしかもオーガニックにこだわっていたので興味がある」
浜田茶業担当者
「かなり問い合わせが増えていて、特に海外から。鹿児島県全体でも勢いづいていると思う」
海外のバイヤーから注目を集める県産品。
2024年度の県産農林水産物の輸出額は約471億円で、4年連続で過去最高を更新していて、今後も販路拡大に期待が高まります。
県商工労働水産部販路拡大・輸出促進課貿易振興係 坂元祐次主幹兼係長
「今回の商談会を通じてよい商談が一つでも多く成約になって輸出額の確実な増加につなげていければ」
15日はバイヤーによる生産現場の視察が予定されているということです。