愛媛県新居浜市では「勇壮華麗」で知られる新居浜太鼓祭りが16日に開幕します。市民が知りたいのは市内を巡行する太鼓台の動き。新居浜高専の学生が巡行する太鼓台を追跡できる画期的なアプリを開発しました。開発の狙いは「交通渋滞を避ける」ことです。
新居浜太鼓祭りは16日から3日間、市内に54台の太鼓台が8地区に分かれて巡行し、勇壮なかきくらべを披露します。この一方で…
市民:
「どこか行こうと思った時に渋滞が起きてたりとか」
「交通渋滞とかを気にしたりしないといけない」
祭りの太鼓台の巡行で、どうしても避けられないのが“交通渋滞”。このため開発されたのが…
新居浜高専電気情報工学科・山田弥斗さん:
「仕事に行くとか遊びに行くとかで交通渋滞が発生すると思うんですよ。そこで太鼓台の位置がわかれば、う回出来たり、太鼓台見に行けたりという面で便利かなと思う」
新居浜高専の電気情報工学科の“祭り大好き”な学生4人が開発したのが、「太鼓台追跡アプリどんどこ」です。アプリのマップの中で動いているのは太鼓台54台の位置を表すアイコン。このアプリの仕組みの要は、太鼓台に取りつけた「ビーコン」と呼ばれる発信機です。
「ビーコン」はお守り袋に入れて太鼓台に取り付けられていて、リアルタイムの位置情報がマップに反映されます。さらに位置情報に加えて、かきくらべのスケジュールもアプリで見られるようにしました。
新居浜高専電気情報工学科・指宿瑠希さん:
「どの太鼓台がどこにいるかは分かっても何をしているのか、休憩しているのかだったり、ちょっと止まっているだけだったりが、このスケジュールがあれば詳しい細かいところが分かる」
新居浜高専電気情報工学科・政田心輝さん:
「初めて新居浜市に来てくれる観光客に、どこの太鼓台がどこにいるのかも分かり、興味があるところに行ってもらえる。最終的には平和運行が“どんどこ”を通してできるようにがんばっていきたい」
「太鼓台追跡アプリどんどこ」は新居浜市のHPや広報誌などに掲載されているQRコードから無料でアクセスできるということです。
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