パレスチナ自治区ガザから人質24人が解放された13日、アメリカのトランプ大統領は、エジプトで行われたガザの和平を巡る首脳会合に出席し、ガザ停戦文書に署名しました。
エジプト東部シャルムエルシェイクで開かれたガザでの戦闘終結に関する首脳会合には、ハマスとの協議を仲介したエジプトのシシ大統領ら20カ国以上の首脳級が出席しました。
一方、当事者であるイスラエルのネタニヤフ首相は出席を辞退し、イスラム組織ハマスは招待されませんでした。
トルコメディアは、トルコのエルドアン大統領がネタニヤフ首相の出席について強硬に反対したと報じています。
アメリカ トランプ大統領:
この画期的な進展は、ガザでの戦争の終結にとどまらず、美しい中東に新たな時代の幕を開くことになるだろう。
ガザ停戦文書に署名したトランプ氏は、中東全体の和平実現に向け「共に一歩を踏み出した」と強調しました。
ただ会合では、和平案の「第2段階」への具体的な言及はありませんでした。
ハマス側は「第2段階」の条件とされる武装解除に否定的な姿勢を示していて、イスラエル側は交渉が決裂すれば戦闘を再開する可能性もあり、停戦が続くのかは不透明な状況です。