富山市八尾町の井田川に今シーズン初めてのハクチョウが飛来した。地元のハクチョウ愛好家が毎日通いながら待ち望んだ冬の使者の到着を確認した。

澤江弘一さん撮影
澤江弘一さん撮影
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愛好家が待ち望んだ初飛来

10月12日朝、富山市八尾町の井田川にオオハクチョウ1羽が着水する様子を、ハクチョウ愛好家の澤江弘一さんがカメラに収めた。澤江さんはハクチョウの飛来を捉えようと毎日井田川を訪れ、昼頃まで待機していたという。

ハクチョウを撮影した澤江さん
ハクチョウを撮影した澤江さん

「ハクチョウの着水を撮るのが目的で毎日昼頃まで探していたので、これで仕事ができるなという感じ。一安心」と澤江さんは飛来の瞬間を捉えた喜びを語った。

昨年より早い到着

澤江さんによると、今シーズン初めてハクチョウの飛来を確認したのは10月10日で、これは昨年と比べて2日早い飛来となったそう。井田川はハクチョウの越冬地として知られており、これから本格的なシーズンを迎える。

「いまの台風が去ったあと北風が強かったりすれば、それに乗って10羽、20羽単位でたくさんやって来るかもしれない」と澤江さんは今後の飛来増加に期待を寄せている。

シベリアからの長旅

オオハクチョウは冬を日本で過ごすために、シベリアなどの繁殖地から長距離を飛んでくる渡り鳥である。富山県内には毎年10月頃から姿を見せ始め、翌春まで越冬する。

富山テレビ
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