今年8月の富山県内の有効求人倍率は1.50倍と12カ月ぶりに前の月を下回りましたが、高い水準を維持しています。
富山労働局によりますと、有効求人倍率は前の月より0.02ポイント減少し、1.50倍と12カ月ぶりに前月を下回ったものの、全国平均の1.20倍を上回っています。
産業別の新規求人数は、去年の同じ月と比べて「サービス業(他に分類されないもの)」や「医療・福祉」で増加した一方で、「製造業」、「宿泊業、飲食サービス業」で減少しました。
富山労働局は「求人が求職を上回っており、持ち直しの動きがみられるが、物価の上昇などが雇用に与える影響を引き続き注意する必要がある」としていて、4カ月連続で判断を据え置きました。