国の天然記念物まりもを保護する祭りが、北海道東部の阿寒湖で行われました。
第76回まりも祭りは、盗み・密売の横行や水位の低下などから絶滅の危機に瀕し天然記念物に指定されているまりもを守ろうと、1950年に始まりました。
10月9日は全道から124人のアイヌ民族が集まり、湖畔を行進。
3日間かけて、まりもを迎え、守り、送る儀式が行われます。
「(古来アイヌは)自然を壊すことは絶対にしなかった。(祭りで)皆さんに知っていただきたい」(阿寒アイヌ工芸協同組合 西田正男代表理事)
祭りは10月10日が最終日で、まりもを湖に送り幕を閉じました。