熊本市の大西市長は10日、窓口受付時間を来年2月から短縮すると発表しました。市によりますと、これは県内の自治体では初の取り組みということで、職員の時間外勤務の削減などが目的です。
【大西 熊本市長(10日の会見)】
「2月2日月曜日から区役所等の窓口の受付時間を午前9時~16時30分に変更します」
現在の熊本市の窓口受付時間は午前8時30分から午後5時15分までで、これは職員の一日の勤務時間と同じです。
このため始業前の事前準備や終業後の処理などで時間外勤務が常態化していたということです。
市は来年2月2日から窓口受付時間を短縮することで、時間外勤務は年間約1万2000時間、人件費にして約3200万円削減でき、これまで時間外に行っていた会議や職員研修などが、勤務時間内にできるようになるとしています。
【大西 熊本市長】
「行政の効率化につながる。削減された分を福祉的に寄り添う支援に活用できる。違う仕事に向けられる効果がある」
加えて大西市長は10日、『書かないワンストップ窓口』を開始すると発表しました。
引っ越しや、死亡に伴う手続きなどについて職員が来庁者と一緒に申請書の作成を進め、来庁者は申請内容の確認と署名のみで完了するとしていて、こちらは来年1月22日木曜日から各区役所でスタートするということです。