秋を彩るキクの祭典が開幕した。花が開くとともに日に日に美しさを増す「菊人形」。職人たちの技も咲き誇り、これから多くの人を魅了する。
10月10日開幕した「二本松の菊人形」。県立霞ヶ城公園は約2万株のキクで彩られている。2025年のテーマは「華やぐ江戸文化」。歌舞伎の「連獅子」や「花魁道中」、また庶民の間で流行した「浮世絵」など江戸時代の文化がキクで表現されている。
神戸から訪れた来場客は「観るだけじゃなくてそのストーリーも楽しめました。」と話す。二本松菊花愛好会の伊東勝夫会長は「晴天のように心晴れ晴れ。1週間2週間経つにつれて開花が進んできますので、それを楽しみながら見て頂ければと思います」と話した。
「二本松の菊人形」は11月18日までで、目玉の千輪咲は11月に入ると見ごろを迎えるということだ。