ことし1月に外国人観光客2人が死亡する事故が起きた神戸市垂水区の踏切について、国土交通省などは横断歩道を移設するなどして歩行者の待機スペースを確保する改良工事を行うことを決めました。

国交省近畿地方整備局、神戸市、兵庫県警は10日、神戸市垂水区西舞子の山陽電鉄「山田川西踏切」について、歩行者の待機スペースを確保する改良工事を行うと発表しました。

この踏切は国道の横断歩道と直結して待機スペースが狭く、信号を待つ際に線路側にはみ出す人もいる危険な構造で、ことし1月には20代の中国人観光客の女性2人が電車と接触し死亡する事故が起きています。

近畿地方整備局などは、直結する横断歩道を西に約13m移し、さらに踏切から横断歩道まで車線をずらして車道と踏切の距離を広げて待機スペースになる「歩行者だまり」を確保する計画です。

また、高低差も緩やかになることで、車いすなども通行しやすくなり、バリアフリーにも配慮したということで来年3月までの完成を目指しています。

関西テレビ
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