2025年のノーベル文学賞が発表され、ハンガリーの作家、クラスナホルカイ・ラースローさんの受賞が決まりました。
クラスナホルカイさんは1954年にハンガリー南東部ジュラで生まれ、1985年に共産主義崩壊直前のハンガリーの農村を舞台にした作品「サタンタンゴ」でデビューしました。
日本ともつながりが深く、京都に滞在した経験をもとに寺院などをテーマにした作品『北は山、南は湖、西は道、東は川』を2003年に発表しました。
選考委員会は「世界の終わりのような恐怖の中でも、芸術の力を改めて示す、力強く先見的な作品群」と高く評価しました。