岩手県滝沢市の陸上自衛隊岩手山演習場で10月9日に実弾を使った大規模な射撃訓練が行われ、その様子が報道公開されました。
訓練は射撃の精度や現場での判断力の向上を目的に陸上自衛隊第9師団が実施しました。
9日は岩手・青森・秋田の3県に駐屯する隊員約300人が参加し、81mm迫撃砲と小銃の実弾を使った射撃訓練に臨みました。
このうち迫撃砲の訓練では、天候や風向きに合わせて発射角度を細かく調整し3km先に設置された目標を狙っていました。
また迫撃砲の射撃と連携した小銃の訓練では、指揮官が現場の状況に合わせタイミングを指示しすると、隊員が目標に向かって正確に射撃していました。
第9師団司令部 浮邉知幸第3部長
「(隊員は)昼夜を問わず射撃できる能力が求められています。訓練と同じように確実に行動し任務遂行できる能力を発揮できるようにしたい」
第9師団では定期的に実弾を使った大規模な射撃訓練を実施していて、今後も訓練を通じて射撃の練度を高めていきたいとしています。