店舗に車が突っ込む事故が相次いでいる。長野県上田市で10月9日朝、ドラッグストアに乗用車が突っ込んだ。運転していた男性は「寝落ちしてしまった」などと話している。上田市内では8日もペットショップに車が突っ込み、1人が病院に搬送された。
車が店の自動ドアを突き破る
出入口の自動ドアを突き破った車。
9日午前8時頃、55歳の男性が運転する乗用車が上田市踏入のドラッグストアに突っ込んだ。

開店前で客はおらず、従業員や運転していた男性にもけがはなかった。
車はフロント部分が大きく壊れ、車の前方から突っ込んだとみられる。
「眠気が強く…店に入って気付いた」
運転していた男性は「薬を服用していて眠気が強くて、そのまま『寝落ち』してしまい低速で中に突っ込んで、中に入って、はっと気付いた」と話している。

男性は店の駐車場で子どもを降ろし、会社に向かおうとしていたという。
警察が事故の経緯などを調べている。
ペットショップにバックで突っ込む
上田市内では8日も店に車が突っ込む事故があった。
上田市住吉のペットショップ駐車場を映した防犯カメラには事故を起こす前の車の様子が映っていた。

8日午前10時半過ぎ、1台のライトバンが駐車場を出ようとするが、止まり、バックで引き返していく。
そしてそのままスピードを緩めずに店舗に突っ込んだ。
「バキバキ、ドーンとものすごい音」
事故の後の店内の写真では商品が散乱している。
店によると金魚の水槽などが割れるなどの被害もあったという。
事故を目撃した従業員は「バキバキ、ドーンとものすごい音がしました。自動ドアを打ち破ってバックして、そのまま真っすぐ一回止まったが、またアクセルを踏みなおして突き当たりまで(行った)。惨事を見たときは『これは』と思った。ガラスの破片や水や置いていたもの全部飛び散っていたので」と話した。

運転していたのは市内の74歳の男性で、病院に搬送されたが軽傷とみられる。
店には客1人と従業員4人がいたが、けがはなかった。
警察は男性がブレーキとアクセルを踏み間違えた可能性もあるとみて事故の原因を調べている。