あさって11日・土曜日に人吉市で初めての野外音楽フェス『Rural Act(ルーラルアクト)’25』が開催されます。
実行委員会のメンバーである、あさぎり町出身で東京在住の小説家・橋爪駿輝(はしづめしゅんき)さんに今回のフェスに込めた思いを聞きました。
【ライブ映像/チャラン・ポ・ランタン】映像提供/スペースシャワーTV
10月11日(土)、人吉市の球磨川沿いにある人吉城跡ふるさと歴史の広場で初めての野外音楽フェス『Rural Act’25』が開催されます。
【ライブ映像/思い出野郎Aチーム】映像提供/スペースシャワーTV
2020年7月の豪雨災害から5年。地域の新たな挑戦を後押ししようと、豪華アーティストたちが出演。音楽とお笑い、マジックのライブステージのほか、地元グルメを味わえるフードエリアなども用意されています。
【YouTubeチャンネル『人吉のパイセン』】
司会の一人、お笑いコンビ・ラランドのニシダさんは豪雨災害以降、動画配信などで復興に向けた支援を続けています。
「この音楽フェスをさらなる復興を目指すきっかけにしたい」
そんな思いを抱いて、実行委員会は準備を進めています。
その一人、あさぎり町出身の小説家・橋爪駿輝さんです。5年前の豪雨災害のときに大きな後悔があったといいます。
【実行委員 橋爪 駿輝さん】
「(豪雨災害のとき)何も地元に対してできなかったんです。できなかったというか、しなかったというか。(人吉)高校の同級生とかは復興のために帰って、土砂をすくうとか、そういうことをやっていた友人たちもいた中、後ろめたさがずっとあったんですね。いつか何かやれたらいいなというのがあったのかもしれないです」
【ライブ映像/TENDRE(テンダー)】映像提供/スペースシャワーTV
【実行委員 橋爪駿輝さん】
「人吉球磨がすごく自分にとって大事な場所で、人口が少なくなっている中で、県外、地区以外から人を呼ばないと、この大好きな街が成り立っていかないんじゃないかなと。この街がずっと続いていってほしいと思う時に、自分が何ができるかなと思ってエンタメを通してであれば、何かできることがあるんじゃないかなと思ったのがきっかけです」
【ライブ映像/YOGEE NEW WAVES(ヨギーニューウェイブス)】
映像提供/スペースシャワーTV
【実行委員 橋爪駿輝さん】
「とにかくこの人吉球磨の魅力を発信していくことなのかなと。フェスの会場から歩いて温泉や旅館に行けたり、たぶんそんな会場は全国にないんじゃないかなと思うんですよね。この故郷にとても大事な存在である球磨川という自然もある。来てもらうだけの価値があると知ってもらいたいと思います」
音楽を通じて、人と人、まちと未来をつなぐ野外音楽フェス『Rural Act(ルーラルアクト)’25』。10月11日(土)、人吉城跡ふるさと歴史の広場で午前11時開演です。
ルーラルアクトとは〈田舎者が起こす奇跡〉を意味していて、実行委員会は来年以降も毎年開催していきたいと意気込んでいます。
豪雨災害からの復興に関する社会実験のひとつとして開催されます。