岩手県二戸市で10月9日、鳥インフルエンザの発生に備え防疫措置の拠点を設営する手順を確認する訓練が行われました。

9日の訓練には県や二戸市の職員など約50人が参加し、養鶏場で鳥インフルエンザが発生した際に殺処分などの防疫措置を行うための拠点を設営する手順を確認しました。

この訓練は渡り鳥が飛来し鳥インフルエンザが流行する時期に合わせて、県北広域振興局が毎年実施しています。

9日は2日間で延べ600人の職員が防疫作業に当たる想定で行われ、防護服を着るスペースや職員が待機する場所などを手際よく設営していました。

増子智絵美記者
「こちらは防疫作業を終えた職員が健康観察を受けるスペースです。区切られたこのエリアでは職員が医師から体調に問題はないか診察を受けます」

県によりますと、昨シーズン県内では盛岡市と軽米町で一シーズンとしては過去最多となる5件の高病原性鳥インフルエンザが確認されていて、県は今シーズンも警戒が必要としています。

県北広域振興局二戸農林振興センター 小原英農村整備室長
「(鳥インフルエンザは)いつ起きるかわからないということで(防疫に当たる職員の)ストレスにならないよう動線などを確認していく」

県では今後各地で訓練を行う予定です。

岩手めんこいテレビ
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