呉市の河川などで、最大で国の指針値の20倍に迫る有機フッ素化合物が相次いで検出されました。
有機フッ素化合物の一種、PFOSとPFOAが国の指針値を超える濃度で検出されたのは、呉市郷原町の河川や井戸水です。
呉市によりますと今年8月、町内の井戸水から有機フッ素化合物が指針値の3倍を超える濃度で検出されたことが判明し、これを受けて市は周辺の追加調査を行いました。
その結果、河川と井戸のあわせて7カ所のうち5カ所で、指針値を超えたことが確認されました。
最も濃い濃度が観測されたのは、東長谷川近くの水路で指針値のおよそ20倍に上っています。
市は原因究明のためさらに範囲を広げて追加調査を実施する方針です。