一部区間の「存廃議論」にゆれるJR芸備線の備後落合駅で開業90周年を祝うイベントが開かれました。
5日、開業90周年を祝おうと地元住民や鉄道ファン、およそ1000人が備後落合駅に集まりました。
近年、利用客が減少し、普段は無人駅となっている駅舎は、イベントの主催者らが用意したミニSLや、名物おでんうどんのバザーなどで大いに賑わいました。
【参加者】
「すごく思い出に残っている駅の一つなので、その駅が90周年を迎えることができたということはうれしく思っています」
イベントに参加する多くの乗客を乗せた臨時列車も到着し、地元住民らの熱烈な歓迎を受けました。
【八鉾自治振興区・高原芳典 会長】
地元としては、やはり、人が来るということが、人が賑わうということが地域の発展につながるかと思います。(芸備線に)乗っていただくことはもちろんですが、まずは来てもらうことが一番かな、と思っています」
イベントの主催者らは芸備線の存続や沿線の活性化に期待を寄せていました。