【ジュニア男子】小河原が初優勝
西日本選手権には出場した上位8名とジュニアGPシリーズ出場のため予選免除されている植村駿が進出した。
優勝は小河原泉颯(いぶき)。
ショートでは、冒頭トリプルアクセルのミスが響き2位スタート。

迎えたフリーでは、靴を交換したばかりという中でもトリプルアクセルを着氷させた。その後もジャンプを全て決め、アイスダンスで培ったスケーティングスキルと表現力をいかんなく発揮。自身初の優勝を飾った。

今大会のジュニア女子で優勝した吉田菫と組む“すみいぶ”として、アイスダンスとの二刀流で励んでいる小河原。6年目のシーズンを迎え、西日本選手権では“シングル9位以内&アイスダンス優勝”を掲げ挑む。
2位は岡崎隼士。
「フリーで4回転トーループ2本構成」を掲げ、今季2戦を終えていた岡崎に、まさかのハプニング。
試合数日前にスケート靴が割れてしまうという事態が発生。割れてしまった足首の部分をガムテープで補正しながら挑んだ今大会。ショートでは靴の影響もあり4位と、本領が発揮できず悔しい結果となった。

翌日フリーでは、4回転ジャンプは回避するも冒頭トリプルアクセルを着氷。
その後も気迫の滑りで演技構成点はトップスコアをマーク。安定感のある滑りで大きなミスなく演技をまとめた。
「西日本では、自分のベストを尽くせるように頑張っていきたい」と前を向いた。