3位は、去年全日本初出場を果たした松岡隼矢。

2カ月前に足首を捻挫し、予定していた8月サマーカップを棄権した。初戦となった今大会、3位で迎えたフリーで披露したのは、昨季から継続の『ノートルダム・ド・パリ』。

渾身の滑りを見せた松岡隼矢のフリー(中四国九州選手権)
渾身の滑りを見せた松岡隼矢のフリー(中四国九州選手権)

去年の全日本では、惜しくもフリーへ進むことができなかった。“今年こそは”という思いで継続を決めたという。

ジャンプにミスがあるも、7本すべてのジャンプを着氷させ渾身(こんしん)の滑りを見せた。

大学4年生の今季、松岡は、“ラストシーズン”と位置づけ挑む。新ショートの『You are the reason』 には、「スケートを続けてきた理由や、ここまで支えてくれた人への想い」を込めているという。

「自分が満足すること、そしてお客さんを引き込んだ演技がしたい」。最後にもう一度夢舞台へ、まずはその切符をつかむための西日本選手権へと向かう。

【シニア女子】鴨井彬莉が初優勝

出場者8名全員が西日本選手権へ出場を決めたシニア女子。

優勝は鴨井彬莉彩(ありさ)。

鴨井彬莉彩のショート。イナバウアーで拍手が起こった(中四国九州選手権)
鴨井彬莉彩のショート。イナバウアーで拍手が起こった(中四国九州選手権)

ショートでは、1カ月前に変更したばかりだという『Black Swan』を披露。キレのある3本のジャンプを全て決め、ステップシークエンスのイナバウアーでは拍手が巻き起こり、首位に立った。