4日の自民党総裁選挙で高市早苗氏が新しい総裁に選出されました。党の歴史で初めての女性総裁誕生。秋田県内では期待の声が多い一方で、党に対する厳しい意見も聞かれました。

4日の自民党総裁選では、小泉進次郎氏との決選投票の末に高市早苗氏が新たな総裁に選出されました。

自民党秋田県連によりますと、県内では6656票が投じられ、小泉氏が最も多い3047票を獲得し、次いで高市早苗氏でした。

結果について党県連の加藤鉱一副会長は「小泉氏は、秋田出身の菅元首相も支援体制だったし期待感もあった。解党的出直しというそのあたりが、高市さんに対する期待が大きいということだろう」と話しました。

なお、冨樫博之衆院議員、御法川信英衆院議員、石井浩郎参院議員は1回目、決選投票ともに小泉氏に投票しました。

福原淳嗣衆院議員は、誰に投票したか公表していません。

高市氏は今後、総理大臣指名選挙で憲政史上初の女性総理に選ばれる公算が大きくなっています。秋田県民に何を期待するのか聞きました。

70代男性・会社員:
「予想通りという感じ。女性であろうと男性であろうと別にそれは関係ないから、やるべきことをきちんとやってもらえればいいのでは」

20代女性・会社員:
「女性の総裁誕生はちょっと心強い、頑張ってほしい。物価高が結構生活に響いているので対策してほしい」

20代女性・医療関係:
「高市氏が夫の介護をしているという話を聞いて、医療現場や介護施設にどれくらい手厚く支援してくれるのかを一番期待している」

50代女性・自営業:
「これからは女性が活躍すると思うが、国民の生活が心配なのでそこを何とかしてほしい」

70代男性・無職:
「裏で大きな人が動いて、結局そこにいっちゃったかなというのが正直な話。まあでも女性で何か新しいことを始められるならいいのでは」

30代女性・パート:
「工夫しないとやっていけないくらい急に値上がりしているので、そういうところはいち早くどうにかならないかなと期待している」

70代男性・無職:
「経済対策はしっかりやってほしい。全議員が経済、経済と言っている割には、経済のことをやっているようには感じない」

また、鈴木知事は「史上初の女性首相になるのかなと、かなり時代の変わり目を感じるような結果。決まった以上は党内も与野党もだが、権力闘争ではなくて国民生活、国益というものを第一に考えた政治を進めていってもらいたい」と述べました。

秋田テレビ
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