秋田県の2026年度当初予算案の編成作業が始まりました。2026年度は人口減少の抑制や防災力の強化、それにクマの人身被害への対応に重点的に取り組む方針です。

6日は2026年度の当初予算案の編成方針を決める会議が開かれ、鈴木知事や県の幹部職員が出席しました。

鈴木知事:
「財政状況は極めて厳しい。この難局でかなり思い切ったことを行っていくことが県民から求められていることは明らか。“前例に捉われない”という言葉は使い飽きているかもしれないが、本気で成果の出る取り組みをしっかり進めていくために、成果の出ていない取り組みは厳しい目で考え直していく」

県は2026年度、マーケティングの手法を取り入れながら実効性のある施策を展開する方針で、徹底して既存の事業を見直すほか、国の交付金など外部資金を積極的に活用し、必要な財源を確保する考えです。

最優先課題である人口減少対策として、若者や子育て世帯を中心に秋田への移住の加速に向けた取り組みや企業誘致を重点的に進めます。

また記録的大雨が相次いで発生していることを受け、防災力強化のため、河川整備の推進など治水対策を講じるほか、クマ被害への対応にも重点的に取り組みます。

秋田県の2026年度の当初予算案は、年明け1月の知事査定を経て、2月県議会に提出されます。

秋田テレビ
秋田テレビ

秋田の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。