3年前、沖縄警察署を取り囲んだ少年らが車両などを壊した事件を受け、沖縄県が少年や保護者に損害賠償を求めていた裁判で、那覇地方裁判所沖縄支部は県の訴えを認め400万円あまりの支払いを命じました。
この裁判は2022年の1月、沖縄署を取り囲み、石や空き瓶を投げつけるなどして庁舎や警察車両を破壊した事件に関わった少年や、その保護者に対し県が総額404万円の損害賠償を求めているものです。
那覇地裁沖縄支部は3日、県の主張を全面的に認め、事件に関わった少年12人と監督義務を怠ったとして保護者20人に全額を支払うよう命じました。
事件はオートバイを運転していた男子高校生に警棒を持った警察官が接触し、男子高校生が右目を失明した事をきっかけに発生したもので警察官は罰金刑が課されました。