札幌市中心部から約25キロ。
豊かな自然に恵まれた「定山渓」は、紅葉スポットとしても人気の高いエリアです。
今回は、食べ歩きが大好きという定山渓観光協会の永野祐輔さんに、オススメの穴場スポットを教えてもらいました。
「定山渓にはいくつか紅葉スポットがあるんですが、ここがイチオシの二見吊橋です」
「冷え込んできているので紅葉のスイッチは入っている。あとは時間が色づけてくれます」(いずれも定山渓観光協会 永野祐輔さん)
例年、10月中旬に見頃を迎えるという定山渓の紅葉は、二見吊橋をはじめ、紅葉の名所が点在する全国でも有数のエリアです。
そんな定山渓で旅の達人がオススメしてくれるのは、二見吊橋から車で4分のところにある、こだわりカレーの専門店。
2025年7月、コンテナハウスにオープンした「辛いカリーやさん」。
インドカレーとタイカレーの2種類が楽しめます。
店主の早坂さんは20歳の頃から40年もの間、週3日以上カレーを食べ続けたという、大のカレー好き。
趣味のカレーを極めるため土木の仕事をしながら、休日には数々のカレー店を食べ歩き独学でカレーを学んだといいます。
インドカレーは、10種類以上のスパイスとアメ色になるまで炒めた玉ねぎなど、2時間以上煮込でいます。
味の決め手に欠かせない秘伝のスープは、10年前に開発したことで、納得のいくカレーができたとのこと。
そしてグリーンカレーは、ココナッツミルクを使用しタイの生姜などで香りづけした一品。
「好きから始まったことなので、自分の人生の中のひとつを助けてくれたような、自分の人生と共に歩いてきた食べ物であることは間違いない。マブですね」(辛いカリーやさんマスター 早坂善光さん)
続いて向かったのは、「辛いカリーやさん」から車で2分のところにある穴場の紅葉スポット。
「定山渓病院がもうひとつの穴場スポット。その前に、珍しい自動販売機があるんですよ」(定山渓観光協会 永野さん)
なんとそこにあったのは…“豆腐”の自販機。
オーナーが定年後に修行して豆腐店を開いたそうで、定山渓の水と道産大豆で作った豆腐を自動販売機で購入することができます。
「保険証とか診察券はいりませんので…」(定山渓観光協会 永野さん)
続いてご紹介する穴場スポットは、温泉街の中にある「定山渓病院」。
院内の入浴施設は、源泉掛け流しの温泉水を使った温泉地ならではの環境を活かしています。
そんな定山渓病院の屋上には、誰でも利用できる「足湯」があるんです。
外に出られない入院患者さんのために、温泉でリラックスしてもらいたいという思いから職員が手作りしたのが、源泉100%の足湯「ひだまり湯」。
2024年から一般開放されていて、タオルも無料で貸し出しをしています。
まわりは山々に囲まれているので、紅葉シーズンは最高の穴場スポットになりそうです。
続いて向かったのは、「定山渓病院」から車で3分のところにあるサンドイッチ専門店。
自家焙煎のコーヒーが評判の「スクリーミングサンド」。
元イタリアンシェフの経験を持つ中村さんがオススメするのは「トンテキサンド」。
豚肩ロース300グラムを豪快に挟んだ、ボリューミーなサンドイッチです。
「肉が厚いので火を通すのに時間がかかるので、低温調理で約1時間ほど仕込んでから焼いています」(スクリーミングサンド代表 中村修三さん)
「自家製の照り焼きソースを使っていて、去年のオープンから継ぎ足しで使っているソースになります」(スクリーミングサンド代表 中村さん)
もうひとつのおすすめは2025年7月に登場した新メニュー、厚切りのフレンチトースト。
「牛乳・砂糖を入れた卵液に24時間漬け込んでいます。お好みでバニラアイスを上にのせてエスプレッソを上からかけて食べていただくのもおすすめです」(スクリーミングサンド代表 中村さん)
まもなく紅葉の見ごろを迎える、札幌市の定山渓エリア。
紅葉とグルメ、両方を楽しんでみては?