2024年9月に熊本県内に住む10代の女子生徒に対し、裸の動画などを撮影させ、SNSで送信させた疑いで、男女3人が逮捕された。警察はSNSなどで実行犯を募って犯罪を行う、匿名・流動型犯罪グループ『トクリュウ』による犯行の可能性があるとみて、調べている。
裸の動画や静止画を撮影させ送らせた疑い
児童ポルノ禁止法違反の疑い逮捕されたのは住所不定・無職の世古凌也容疑者(31)、和歌山県に住む無職の小堀莉茉容疑者(21)、秋田県に住む自称保育士・渡邊南容疑者(26)。

警察によると、3人は共謀し2024年9月に熊本県中央部に住む10代の女子生徒に対し、18歳未満であると知りながら、裸の動画や静止画を撮影させ、SNSで送信させた疑いが持たれている。

警察が別の事件で2024年10月に逮捕した男のスマートフォンを調べたところ、生徒の裸の動画が見つかり、男が「インターネットで入手した」と供述。警察は入手経路を調べるなどして3人を特定し、10月1日までに逮捕した。
『トクリュウ』による犯行の可能性も
3人の認否については「捜査に支障がある」として明らかにしていない。容疑者の自宅などからは10台以上のスマートフォンが見つかったという。

容疑者の居住地が点在していることや、秘匿性の高いアプリで連絡を取り合うなどしていることから、警察はSNSなどで実行犯を募って犯罪を行う匿名・流動型犯罪グループ『トクリュウ』による犯行の可能性があるとみていて、容疑者らがどのような役割分担をしていたか、収益は得ていたのかなどについて調べる方針だ。
(テレビ熊本)