阿蘇郡高森町では『地とうきび』が掛け干しされ、昔ながらの光景を見せています。
宮崎県との県境に近い高森町下切の農家、甲斐 好夫さん宅の納屋には9月に収穫された『地とうきび』約5000本が掛け干しされています。
オレンジ色に輝く『地とうきび』。
阿蘇地域では牛や馬の飼料として昔から作られ、コメが貴重だった戦後間もない頃には保存食とされていました。
甲斐さんは「ことしは台風の影響などが少なかったのでいい『とうきび』が収穫出来ました。この風景を見て喜んでもらえれば大変うれしい」と話していました。
この『地とうきび』は12月中旬まで乾燥させ、穀物問屋に出荷されるということです。