秋田県大仙市で3日、小学生が高校生に教えてもらいながら黄金色に育ったあきたこまちの手刈りに挑戦しました。
この取り組みは、地元の小学生に農業の楽しさを感じてもらおうと、大仙市の大曲農業高校が毎年行っています。
3日は市内の花館小学校の5年生76人が、高校生からアドバイスを受けながらあきたこまちの稲刈りに挑戦しました。
小学生と高校生は、5月に一緒に苗を手植えしました。
それから5カ月。雨が降らなかったり記録的な猛暑に見舞われたりと目まぐるしい気象の変化を乗り越えた稲を、児童たちはお兄さんお姉さんからアドバイスをもらいながら刈り進めました。
「脇を締めるように。すぐ取れる。やってみよう」と実際に稲を刈って見せる高校生。
しばらくして、こつをつかんだ児童たちは素早く刈り取っていきました。
児童たちは「切って引くことや、結び方などいろいろ教えてもらった。1回で刈り取れたときは気持ち良かった」「稲を切る感触が楽しかった」「一粒残さず、生産者に感謝して食べたい」などと話していました。
収穫したコメは、10月18日に大曲農業高校の文化祭で販売されるほか、花館小学校でも授業で活用し、みんなで味わう予定です。