自民党総裁選挙は4日に投開票が行われ、午後3時前後には新総裁が選出される見通しです。
最新情勢について、フジテレビ政治部・木村祐太記者が中継でお伝えします。
新総裁決定まで24時間を切ってもなお、最終盤情勢は三つ巴の混戦となっています。
情勢はトップを走る小泉氏に続き、党員人気が高い高市氏と議員からの支持を拡大している林氏が追う構図となっています。
こうした中、カギとなっているのは態度を保留する麻生最高顧問の動向で、特に決選投票で43人の麻生派の議員の支持を取り付けようとする、いわゆる「麻生詣で」が佳境を迎えています。
小泉氏は午後、麻生氏と事務所で30分ほど面会したほか、2日に麻生氏と会談した岸田氏とも面会しました。
一方、高市氏も麻生氏の支援を得るため、陣営の複数の議員が午後にかけて面会を行っています。
さらに、苦戦を強いられている茂木氏が麻生氏と面会しました。
茂木氏の周辺は「決選投票では麻生さんと一致した行動をとる」と話していて、対応を協議したものとみられます。
ある重鎮議員は「去年以上に情勢を見極めるのが難しい」と話していて、4日の投票締切まで国会議員票は流動的な情勢が続きそうです。