既婚の市幹部職員と10回以上ラブホテルに行っていたことを認めた群馬県前橋市の小川晶市長に対して、進退を速やかに決断するよう申し入れを行った前橋市議会の富田公隆議長が3日午後取材に応じ、「全議員38人の総意。市長として重く受け止めるのであれば、そんなに長い期間なく返答いただけると思っているので、まずは待ちたいと思います」と話した。

富田議長は市長への申し入れ書にあった「自らの進退を速やかに決断して明らかにするよう強く求める」の「速やかに」がどのくらいの期間を想定しているのかについては、個人的な見解とした上で「1カ月2カ月ではなく、1週間以内くらいを想定するのかなと思います」と説明した。

また週明けの市長定例会見を見据えて、「全議員一致での申し入れ書を手渡しして、市長も神妙な面持ちで受け取って頂きました。月曜の定例会見では何かしら、早急にというなかで、日にちなり、いつごろというのは示していただけると思っているし、そう信じております」と話した。

申し入れ書は、「小川市長に関する一連の報道は、市民に深い不信と失望を招いている」と指摘。「社会現象にまで発展しているこの問題に対し、小川市長は説明責任を果たしておらず、小川市長の説明も真実として受け止められていない」と厳しく指摘した。

その上で、「市長という公職は、その私生活においても高い倫理性と高潔性が求められる立場」とし、「小川市長の振るまいとその後の対応が市政に大きな混乱と停滞を招いていることを猛省し、第三者に相談するとしている自らの進退を速やかに決断して明らかにするよう強く求めるものである」としている。

小川市長は、会見で既婚の市幹部職員と10回以上ラブホテルに行っていたことは認める一方、「男女の関係はない」と説明している。

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プライムオンライン編集部
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