旧統一教会の献金問題を巡り、損害賠償などを求めた元信者らの集団調停が一部で初めて成立しました。
損害賠償や慰謝料を求めて集団調停を申し立てているのは元信者ら190人ほどで、総額は約60億円に上ります。
全国統一教会被害対策弁護団によりますと、このうち80代の女性3人について教団側が合わせて5千数百万円を支払う内容で、2日に調停が成立しました。
弁護団は、3人が高齢であることや被害を証明できる材料が多かったことなどから、早期に解決するよう協議を進めてきたということです。
調停が成立した女性は「不安な気持ちを利用されてだまされてしまった。同じように被害に遭った方々も1日も早く解決してほしい」とコメントしています。