真っ暗な林道を寄り添って歩く親子3頭のクマ。
さらに別のカメラには大人の個体の姿も。
10月1日午後8時50分ごろ、札幌市南区の南37条西11丁目と藤野2条1丁目の住宅地に近いエリアに市が設置したカメラに親子や単独で歩くクマの姿が残されていました。
親子3頭のクマが姿を見せた藤野2条1丁目から西に約1キロの豊平川沿いの公園でもここ数日クマが出没。
10月1日午後2時30分ごろ、体長70センチほどの子グマ1頭が出没し、銃で駆除されています。
「タクシー運転手が親子グマと遭遇した石山通です。周囲には飲食店や住宅が立ち並んでいて注意が呼び掛けられています」(水上孝一郎記者)
10月1日未明、南区南37条西10丁目の国道230号、通称・石山通でタクシーの運転手が道路上の親子グマ2頭を目撃。
その少し後には…
「ヴォ、ヴォ、バキバキウォ(クマのうめき声)」
近くの住宅街で「獣の声がする」と通報も。
そして、夜には、うめき声が聞こえたすぐ側のカメラに、クマの姿が捉えられていました。
札幌のクマ出没は、9月から70件をこえ2024年の5倍に増えています。
今後、私たちはどのような対処が必要なのでしょうか。
まずは、遭遇しないことが大事です。どの場所に出没してもおかしくないため、暗い時間には出歩かない。
そして、クマはエサを求めていることが多いため、ごみの管理にも注意しましょう。
もし遭遇したら、落ち着いてクマの目を見ながら、背中を向けずに後ずさること。
万が一クマに近付かれた場合は、致命傷にならないよう、首を守ってうつぶせにすることが大事です。