大分空港の滑走路を使って2日、航空自衛隊が離着陸訓練を行いました。
この訓練に関して県には国から具体的な説明が無く県は「民間施設を使う意義の説明責任を果たしてほしい」とコメントしています。
2日午後の大分空港。
上空に現れたのは自衛隊の航空機です。
◆TOS刀祢優月記者
「午後2時前です。いま自衛隊の航空機が大分空港に着陸しましたそして2秒ほどでしょうか。航空機が離陸しました」
この訓練は、飛行技術の習熟度を高め有事や災害に備えるために航空自衛隊の西部航空方面隊が行いました。大分空港では2023年初めて戦闘機の訓練も行われています。
使用されたのは「T-4中等練習機」で、災害時にはいち早く被災地に駆けつけて情報収集をする役割を果たします。
また、アクロバットチームブルーインパルスの機体にも使われています。
2日の訓練は民間の航空機が滑走路にいない時間帯に行われ着陸してすぐに離陸するタッチアンドゴーが2回行われました。
航空自衛隊西部航空方面隊は「大分空港への進入方法などを把握して災害対応に備えるための訓練」だと説明しています。
一方、今回の訓練について県には国から具体的な説明が無く県は「安全管理の徹底と民間の施設を使う意義の説明責任をしっかりと果たしてほしい」とコメントしています。