大分県別府市に住む20代の男性が、警察官をかたったオレオレ詐欺で150万円をだまし取られる被害にあったことが分かりました。

警察によりますと10月1日、男性の携帯電話に警視庁の警察官を名乗る男から「千葉県で詐欺事件があり、その犯人があなた名義のクレジットカードを持っていて押収した。千葉県警察に出頭できるか」などと電話があり、男性が「遠くて出頭できない」と伝えると、男とは別の警察官を名乗る男に電話を代わりました。

そして、その男からLINEに誘導され、LINEのビデオ通話などで「あなたに詐欺事件の逮捕状が出ている。詳しい事件の話は、担当の検事がする」などと言われ、検事を名乗る男に代わりました。

すると、その検事を名乗る男から「今回の事件は詐欺事件なので、あなたと犯人とのお金のやりとりがなかったかどうかを確認する必要がある。私が指定する口座に金を振り込めば、あなたの口座の送金履歴等が分かり、確認することができる。振込んだお金は後で返金する」などと言われ、そのことを信じた男性は、その検事を名乗る男が指定する口座に2回にわたり合計150万円を振り込み、だまし取られたということです。

警察は「警察官や検察官などが金を振り込ませる要求はしない。金が絡む電話は詐欺を疑い、すぐに家族や警察に相談してほしい」と注意を呼び掛けています。

テレビ大分
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