田久保眞紀 市長が議会を解散したことに伴う伊東市議選は告示まであと10日となりました。これまでに定数20に対して30人前後が立候補すると見られています。
伊東市の田久保眞紀 市長をめぐっては大学を除籍されていたにもかかわらず、市の広報誌に「東洋大学法学部卒業」と記載していた学歴詐称が問題となり、市議会は田久保市長に対する不信任を議決しました。
これを受け、田久保市長が議会を解散したため、10月19日に市議会議員選挙が行われます。
10月12日の告示を前に同月1日までに計31陣営が事前審査を終えているものの、このうち1人が立候補を取りやめたため、現在のところ前職18人と新人12人が出馬する見通しです。
これまでに田久保市長に対する不信任案が再度提出された場合に反対票を投じると明言しているのは1人ですが、田久保市長に近い立場の立候補予定者が2人いるほか、新人の中には態度を明らかにしていない立候補予定者が数人います。
不信任案の採決には全議員(20人)の3分の2以上の出席が必要で、このため田久保市長が再びの不信任を阻止するためには7人以上の当選が必要となる一方、現状では“市長派”の立候補予定者は7人に届いていないと見られます。
こうした中、10月2日午前10時前に登庁した田久保市長は報道陣から市議選について問われましたが、質問に答えることなく無言で執務室に入りました。