大阪・関西万博のシンボル「大屋根リング」の木材が、閉幕後に能登半島地震で被害を受けた石川県珠洲市の復興公営住宅などに活用されることが分かりました。
万博会場を取り囲む世界最大の木造建築物「大屋根リング」は、万博の閉幕後に一部を会場に残す方針となっています。
残りの部分については博覧会協会が再利用を希望する自治体などを公募していました。
この公募に石川県珠洲市がことし8月中旬に「復興公営住宅の資材などに利用したい」と応募し、先月29日に協会から「無償で譲渡する」という通知が届いたということです。
珠洲市は来月にも協会と正式な契約を結び、来年3月ごろから大屋根リングの柱や梁など1535本を順次受け取るということです。