今年3月に営業を終了した村上市の市営ぶどうスキー場が、民間の運営で存続することになり、1日、土地や施設の貸借契約が結ばれました。
村上市のぶどうスキー場は1988年の開業以来、公営のスキー場として運営されていましたが、利用者の減少などを受けた市の財政健全化の一環で、今年3月に営業を終了しました。
こうした中、子どもたちのために地域のスキー場を残したいとする東京のIT企業「シンクファースト」が運営を引き継ぐことになり、市との間で土地の賃借のほか、リフトやロッジなどの施設・設備を3年間無償で借り受ける契約を結びました。
シンクファーストは新たにリゾート事業を立ち上げていて、村上市のカヤックセンターのオーナーなどをスタッフに迎え、キャンプ場としての通年での営業も計画しています。
【シンクファースト 沼前純一社長】
「私がスキーとかスノーボードが大好きなので、私が楽しいことをやっていけばいい事業に発展するんだろうなとは思う。フルスロットルで頑張っていきたい」
シンクファーストは、スキー場のこの冬の営業再開を目指しています。