静岡県熱海市の土石流災害をめぐり遺族や被災者が訴えた裁判で、詳しい状況を確認するため2026年2月に裁判官が現地を訪れることで合意しました。
4年前静岡県熱海市で起きた土石流災害をめぐり、遺族などは盛り土が被害を拡大させたとして盛り土の前と今の所有者だけでなく、調査や指導を行う義務を怠ったとして県や熱海市にも損害賠償を求めています。
原告側によりますと1日の審理のあと非公開で行われた協議で、2025年2月に裁判官が現地を訪れることで合意し、盛り土が造成された場所や土砂が流れ込んだ居住地で原告側と被告側がそれぞれの主張について立証する考えが示されたということです。
原告側代理人 杉田峻介弁護士「原告の皆さんがいかに苦しい思いをされたのか、そういったことについてちゃんと理解をしてもらうためには被災地域についても確認をしていただく必要があると考えております」
裁判は2025年2月から4月にかけて遺族や被災者などへの証人尋問も行われる予定です。