早くも「クリスマス」の話題。山形市で年末商戦に向けた最新のおもちゃ商談会が開かれ、2025年のトレンドを聞いてきた。

1日、山形市のおもちゃ卸売会社・阿部玩具が開催したのは、クリスマスに向けたおもちゃの大商談会。
全国から約50のメーカーが参加した。

さまざまな定番おもちゃが並ぶ中、2025年のトレンドは2024年に続いて「キダルト」。
「キダルト」とは、子どもを意味する「キッズ」と大人「アダルト」を組み合わせた造語で、いま多くのメーカーが大人心をくすぐる新商品に力を入れている。

たとえば、世界で累計1400万個も売れているぬいぐるみイギリス発祥の「ファグラー(900円)」。
日本での本格販売は2025年に始まったばかりだが、“キモかわいい”怪物たちに魅了され、中学生から30代までの女性を中心に人気を集めている。

そして、いま流行りの「ブラインドボックス(500~1300円)」。
中身がわからない状態で販売するもので、ついつい何個も買ってコレクションする人が急増中。
箱を開ける瞬間のドキドキ感が人気だ。

さらに、ことし25周年を迎えた「ベイブレード(7500円)」。
新作は、戦うスタジアムの壁の部分がギザギザしている。
そしてコマの軸部分もギザギザなので、両方がぶつかると回転速度が増し、より白熱した戦いに。

(ベイブレード体験)
「ゴー シュート!」

ギザギザ部分がぶつかって回転がさらに加速する。

「負けました…(笑)」

ベイブレードは今も変わらず大人気で、親子2代で楽しむ家庭もあるそう。

また、子ども向けとは思えない“本格的なおもちゃ”も。

「デジタル顕微鏡(4950円)」で緑色のフェルト生地をのぞいてみると、繊維がくっきり。
最大50倍までズームでき、さまざまなものが観察できる。

金属に反応する「金属探知機のおもちゃ(2200円)」で、砂の中に隠した金属製のバッジを探すと…。

「(ピー!)ありました! あたり!」

3センチ下に隠したアルミ製の1円硬貨などにも反応するので、宝探しゲームが楽しめそう。

全国から小売店のバイヤー70人が集まった大商談会は、2日も行われる。

(阿部玩具・阿部龍海専務取締役)
「この日が来るとみなさんと『ことしも冬が、クリスマス・年末が来たな』と思う。これからどんどんおもちゃ売り場も盛り上がってくると思う。ワクワクしている」

少子化が進む中でも、大人を市場を巻き込むことで、この冬もおもちゃ商戦は熱くなりそう。

10月17日(金)・18日(土)に行われる「山形流通団地まつり」では、きょう並んでいたおもちゃを一般の人も見て体験して購入することができる。
ひと足早くクリスマスプレゼントを探してみてはいかがでしょう。

※価格は税込み

さくらんぼテレビ
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