北九州市の生活困窮者自立支援相談事業をめぐり、氏名や相談内容など個人情報を含むデータを保存していた業務用のUSBメモリ1個を紛失していたことがわかりました。

市社会福祉協議会によりますと9月24日午後5時ごろ、門司区役所の相談窓口で業務用のUSBメモリが所定の保管場所にないことに相談員が気づき、その後30日まで区役所内を捜索しましたが発見に至っていないということです。

USBメモリには2022年4月からの門司区における生活困窮者自立支援相談事業の相談記録805人分が保存されていて、相談者や支援対象者の氏名、年齢、世帯構成、住所、相談内容など個人情報が含まれていました。

10月1日時点で個人情報流出による被害の報告はないということです。

協議会は引き続きUSBメモリを探すとともに、対象の相談者には速やかに謝罪文書の送付や電話連絡を行うとしていて、万一、個人情報の漏えいによる被害が疑われる場合は連絡を寄せてほしいと呼びかけています。

協議会は「USBメモリによる個人情報管理の廃止など再発防止に取り組み、信頼回復に努めてまいります」としています。

協議会は市から委託を受けてこの相談事業を実施しています。

テレビ西日本
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