愛媛県新居浜市で新居浜太鼓祭りが今年も10月16日に開幕します。この祭りでは暴力ざたのトラブルが毎回のようにあり、市役所では古川拓哉市長が9月30日、市内の各地区の責任者に平和運行の徹底を求めました。今年は住友側の要求に応じ、住友化学の愛媛工場前の広場ではかき比べをせず、運行ルートから外れています。

古川拓哉市長:
「太鼓祭りの本来の姿を取り戻し、未来に誇れる文化として継承するため、平和運行の徹底を要請させていただきます」

市役所で開かれたのは新居浜市太鼓祭り推進委員会の総会。市内8地区の太鼓台運営の責任者ら約40人を前に、古川市長が求めたのは平和運行の徹底です。

新居浜太鼓祭りは近年、太鼓台同士の衝突や暴力行為が頻発し、住友化学愛媛工場前の広場でも毎年のように暴力沙汰などのトラブルが発生。住友グループの4社は今年8月以降、広場でのかき比べをしないよう新居浜市などに求め、暴力行為に関わった従業員がいる企業とは、取り引き中止もある姿勢を打ち出しています。

この動きを受け川西地区の運営協議会は、住友化学愛媛工場前の広場でのかき比べをを今年中止し、運行ルートを変更を決めています。

川西太鼓台運営協議会・檜垣啓幸会長:
「事故のない安全で観客に楽しんでいただける祭りにしていきたい。工場前の運行は継続してほしい願いは強いので、来年は工場前でできるようにしていきたい」

暴力のない祭り実現へ。新居浜市内の全54台が参加する新居浜太鼓祭りは、今年も10月16日から3日間開かれます。

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テレビ愛媛
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