自動車メーカーのマツダの8月の国内生産はおよそ4万9000台と7カ月ぶりに増加しました。一方、トランプ関税に揺れるアメリカ向けの輸出は落ち込んでいます。
マツダの8月の国内生産は4万8903台で前の年より4.3%増え、7カ月ぶりの増加となりました。
工場別では、宇品工場で生産しているCX-5が43.9%伸び、全体では2万9861台と2カ月ぶりに増加。防府工場はアメリカ向けのCX-70やCX-90が減少し、1万9042台と20.4%減りました。
防府工場の生産減少についてマツダは「アメリカの不透明な経済情勢と関税環境に加え、現地の在庫が十分なレベルであることを踏まえた」としています。
一方、輸出は4万5623台で7.6%減り、中でも、アメリカ向けは1万1397台で32%減少しました。