男子ゴルフの「第55回バンテリン東海クラシック」が10月2日、愛知県みよし市で開幕します。史上最年少でプロデビューを果たした“瀬戸の金ちゃん”こと加藤金次郎選手が、プロ2戦目の舞台に挑みます。
9月25日、史上最年少15歳142日でプロデビューを果たした加藤金次郎選手。通称“瀬戸の金ちゃん”で親しまれています。
加藤選手(2024年9月取材):
「金次郎ってなかなかいないので、覚えてもらいやすいかなと思っています。瀬戸市の藤井聡太さんは全国から知られているじゃないですか。僕も全国から、全世界から知られるような人になりたい」
父・景三(けいぞう)さんの影響で、年長からゴルフを始めた加藤選手。幼い頃からゴルフで頭角を現していましたが、実はもう一つのめりこんでいたスポーツが「相撲」でした。相撲とゴルフ、どちらを続けるか悩んでいるときに、運命の出会いがありました。
加藤選手:
「小学2年生の頃に、東海クラシックのプロアマの前夜祭で、初めて石川遼選手に会いました」
憧れた石川遼選手の背中を追いかけ、ゴルフ漬けの日々を送ってきた加藤選手。最大の武器は“正確なショット力”です。
2025年はアマチュアとして、プロのツアーに3試合出場するなど、着実に力をつけてきました。
そして9月22日、ついに史上最年少でプロ宣言。
加藤選手:
「15歳ですけど、自分がこの世界でどこまで通用するのか挑戦したかったというのもありますね。ゴルフはレッスン代や道具代など、始めた時から両親に支えてもらってきたので、自分で結果を出して早く恩返ししたいという気持ちもあります」
父・景三さん:
「なかなか恩返しするのは時間がかかると思うんですけど。だいぶ投資したので」
加藤選手:
「一瞬です、たぶん」
迎えたプロ初戦。初日は正確なショットを武器に3つのバーディーを奪うなど観客を沸かせますが、2日間でイーブンパーの93位タイ。予選落ちとなりましたが、プロとしての第一歩を踏み出しました。
そして、プロ2戦目となるバンテリン東海クラシックに出場します。
加藤選手:
「東海クラシックはすごく歴史のある大会で、昔から見に行っていましたし、地元ということもあって応援に来てくれる方も多いと思うので、しっかり頑張っていきたいと思います」