愛媛県松山市に本社がある伊予鉄グループの「ICい~カード」が、全国交通系ICカードの導入に伴い、サービスが30日に終了し20年の歴史に幕を閉じます。
興居島に住む90代女性:
「いや、どうしよ。知らんかった」
「ICい~カード」は、伊予鉄グループ独自で電車・バス・タクシーの料金を共通で支払いできる全国初のサービスとして2005年8月に導入。累計発行枚数は約59万3000枚に上っています。
しかし愛媛県外の観光客らから不便さを指摘されていたことなどから、「ICOCA」や「Suica」など全国交通系ICカードを去年3月から導入。電車・バス全線、タクシーなどに順次対象を広げ、「ICい~カード」のサービスは30日、20年の歴史に幕を閉じます。
会社員の男性:
「(終わると知ったのは)ここ数日ですね。母親に『無くなるよ、それ』と言われて。(残高は)残ってますね、6000円位」
利用者からは利便性の向上を喜ぶ声のほか、切り替えに戸惑う声も。
学生の女性:
「ICOCAです。旅行が好きなので、どこでも使えるのはいいなと思いますね」9
主婦:
「県外から来る人は便利になるなと思うんですけど、切り替えの仕組みはやりづらかった」
伊予鉄グループは30日の最終便が終わったあと、改札の改修にあたるということです。
伊予鉄道・浦戸亮治取締役:
「この20年間、ご愛顧いただきまして本当にありがとうございました。まだICOCAをお持ちでない方はお早めにお切替えいただくことと、モバイルICOCAにつきましては大変便利なサービスになっておりますので、ぜひご利用いただけたらと思います」
「ICい~カード」の残高の払い戻しは10月1日から、郊外電車の駅やバスターミナルなど34カ所で受け付けるということです。
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