愛媛県今治市のオリジナルタオルを企画・販売する業者が、破産手続きの開始の決定を裁判所から受けていたことが30日に分かりました。負債は9億1800万円と見られています。

破産手続きの開始の決定を受けたのは、今治市宅間のオリジナルタオルの企画・販売業「芝田タオル」です。

帝国データバンク松山支店によりますと、「芝田タオル」は1951年9月に創業。当時はバスタオル、タオルケットなどの製造販売を主力としていたものの、平成に入り収益性の改善が見込めなかった製造部門を廃止。以降は大手保険会社を中心にしたに一般企業や団体、個人を対象にイベント用、販売促進用、ブライダル用などの仕入れ販売を手がけ、2010年9月期は売上げが約6億円に上りました。

しかし近年は、コロナ禍の影響から保険会社向けの販売促進用のタオルが低迷したほか、同業との競合による価格の下落、物流コストの上昇などから収益性が低くなり、過去の赤字の影響もあり債務超過に。仕入れ先の一部からの取り引き条件の見直しにより厳しい資金繰りを余儀なくされるなどし、2025年3月期に事業の継続を断念。破産手続きの開始の決定を松山地裁今治支部から9月18日に受けました。

負債は約9億1800万円と見られています。

#愛媛県 #今治市 #破産 #企業 #タオル #芝田タオル #帝国データバンク #コロナ禍 #新型コロナ #倒産

テレビ愛媛
テレビ愛媛

愛媛の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。