愛媛県松山市の印刷業者と関連会社が、事業を停止し自己破産申請の準備に入ったことが30日に分かりました。負債は2社あわせて約5億9000万円と見られています。
自己破産申請の準備に入ったのは、松山市福音寺町印刷業「クボタ印刷」と関連会社「アイ・サポート」です。
帝国データバンク松山支店によりますと、「クボタ印刷」は1949年6月に創業。一般企業や広告代理店などからの受注を主体にパンフレットやチラシ、ダイレクトメール、雑誌類などの印刷を手がけ、年間の売上げは5億円台を安定的に続けていました。しかし広告需要の縮小に伴う受注の減少、近年の年商は4億円規模に留まり、資材価格の高騰などもあり収益面で苦戦を強いられ、有利子負債も負担になっていたとしています。
関連会社の「アイ・サポート」は「クボタ印刷」の代表が2011年9月に12月に設立。高齢者施設の運営を手がけていたものの、2020年10月末に事業を廃止。このあとは施設の賃貸・管理などをしていましたが、「クボタ印刷」とともに事業停止し、自己破産申請の準備に入ったとしています。
負債は2社あわせて約5億9000万円と見られています。
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