大阪市東成区にある高齢者施設で、ことし6月に70代の入所者男性を高温のお湯を張った浴槽に浸けてやけどを負わせ死亡させた疑いで介護福祉士の男(38)が逮捕されました。
傷害致死の疑いで逮捕されたのは、介護福祉士の三宅悠太容疑者(38)です。
三宅容疑者はことし6月、東成区中本4丁目にある高齢者施設で、入浴の介助をしていた70代の男性を高温のお湯をはった浴槽にいれて全身にやけどを負わせ死亡させた疑いが持たれています。
男性は半身まひで、リフトに乗せられて体をベルトで固定した状態で入浴する介助が必要で、当時、三宅容疑者が一人で担当し、男性を熱湯に数分間つけていたていたということです。
三宅容疑者は逮捕前の捜査で「温度の捜査を適当にしてしまい、熱湯をはってしまった」「搬送された後、湯温設定のダイヤルを適温に回した、熱湯だとばれるのがまずいと考えた」と話していたということで、警察は熱湯と分かったうえで故意に浴槽に入れたと判断し傷害致死容疑を適用しました。
逮捕後の調べに対して三宅容疑者は「けがを負わせてやろうといった気持ちはありませんでした 」と容疑を否認しています。