殺人未遂の罪などに問われた将棋の元棋士の男に、懲役5年の実刑判決です。
元棋士の橋本崇載被告(42)は、おととし、滋賀県大津市の元妻が住む家に侵入し、元妻とその父親を殺害しようとくわで襲い、2人に全治2週間のけがをさせた罪に問われています。
橋本被告は初公判で「間違っている」と否認し、弁護側は責任能力について争うと主張。
検察側は鑑定留置の結果から「責任能力は著しく低下しているような状況ではなかった」として懲役10年を求刑していました。
2日の裁判で大津地裁は「逆恨み的な犯行であることは明らか。責任能力を有していたことに疑いはない」などと認定。
一方で、検察側が主張する“強い殺意”や“計画性の高さ”は認められないとして、橋本被告に懲役5年の実刑判決を言い渡しました。
(関西テレビ「newsランナー」2025年10月2日放送)