いよいよ4日に迫る自民党の総裁選。
2日、最後の地方演説会が大阪で行われたが…候補者が揃わない中での異例の開催となった。

■最後の地方演説会、登壇したのは3名のみ…
大阪で開かれた自民党総裁選挙の最後の地方演説会。
高市早苗前経済安保相:日本列島を強く豊かに。どこに住んでいてもちゃんと安全に生活することができて、ちゃんと働く場所がある。
小林鷹之元経済安全保障担当相:東京・大阪の二大エンジン、そして地方のエンジンが共に絡み合って駆動して、国全体に活力がみなぎるようなそんな日本を作っていきたいんです。
2日は会場に立候補者5人のうち、小林鷹之元経済安全保障担当相、高市早苗前経済安全保障担当相、茂木敏充前幹事長の3人が登壇し…。
茂木敏充前幹事長:物価高にしっかりと対応しなければいけない。現金給付、一律に配るのは明確に参院選で否定されました。やり方を変えていきます。

■小泉氏と林氏は公務で演説会欠席
一方で、小泉進次郎農林水産相はフィリピンでの国際会議に出席するため、林芳正官房長官も公務のため、ビデオメッセージでの参加となった。
小泉進次郎農水相:大阪の皆さん、こんにちは。小泉進次郎です。日本の経済を強くするために必要なのはデフレ時代の縮み指向ではなく、インフレ時代に合ったより投資を伸ばす、そして消費を伸ばす強い経済の実現です。
林芳正官房長官:妻の実家でもあります、大阪、行きたかったんですけども。岸田内閣、石破内閣、官房長官を務めて参りました。継続するところはきちっと継続をする。細かいところまで一番よく知っているのは私であると。

■「生の政策、訴えを聞きたかったのに…」党員から落胆の声
2日の演説が重要な判断材料となるとみていた党員からは、落胆の声が。
岡下昌平元衆院議員:大変残念ですね。候補者から生の政策、考え、訴えを耳にして、判断される方も多くいらっしゃると思います。
小泉農林水産相を支持していたという岡下元衆院議員だが…
岡下昌平元衆院議員:高市さんに(投票した)。

■前回の衆院選落選の議員は誰に投票するのか?
投票権をもつ人たちはどのような判断をするのか?
去年の衆院選で大阪19区から出馬し落選した、谷川とむ元衆院議員のもとをたずねると…
Qはがきは届いていますか?
谷川とむ元衆院議員:届いています。これです。
すでに手元には投票用紙が。
Q真っ白ですけど、もう決まっているんですか?
谷川とむ元衆院議員:はい決まっています。
前回の総裁選では高市さんの推薦人にもなったが、今回は…
谷川とむ元衆院議員:高市早苗さんです。高市さんしか今の自民党を生き返らせることができないと思っています。
経済政策については一番、国民に寄り添っているという風に感じますし、それで結果を出していく、その使命を一緒にリーダーシップをとってやっていける候補ではないかなと」
国民からの不信感が高まる自民党を刷新するために、高市さんに寄せる期待は大きいということだ。

■「最後の最後まで考えたい」投票権持つ議員は誰を選ぶのか?
そして、2日後に投票する国会議員は…
松川るい参議院議員:かなり長い間、大阪においては(自民党が)厳しい状況にあるので、その窮状に思いを寄せていただいて一緒に大阪の自民党を立て直して頂ける方が良い。
Qご自身の投票先は?
松川るい参議院議員:私は公表まだしないことにしているが、熟考して国益にかなうリーダーを選びたい。最後の最後まで考えたいと思います。
(関西テレビ「newsランナー」2025年10月2日放送)
