奈良の世界遺産・正倉院では年に1度宝庫の扉を開ける「開封の儀」が行われました。
午前10時、天皇の使いである勅使や宮内庁の職員が、水で手と口を清めた後、西宝庫に向かい1年間閉ざされていた宝庫の扉を開きました。
正倉院には、聖武天皇の遺品やシルクロードから伝わった工芸品など1300年前の天平文化を伝えるおよそ9000点の宝物が納められています。
年に一度、この時期におよそ2カ月かけて宝物の点検や調査を行います。
また、この期間を利用して「瑠璃杯」など宝物のうち67点が公開されます。
「正倉院展」は10月25日から11月10日まで奈良国立博物館で開かれます。
(関西テレビ「newsランナー」2025年10月2日放送)